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不用品処分

有価物の意外な落とし穴/逆有償/かえる塾04

「逆有償」という言葉を耳にしたんですけど、これってどういう意味ですか?


わかりやすく教えて!
カエルちゃん!!


私たち【かえるプロジェクト】は、女性スタッフを中心に、佐世保市近郊の定期的なゴミの収集や不用品回収・お片付けをしています。

ゴミの捨て方って、誰に聞いていいかわかりませんよね。そこで、そんなゴミ初心者さんのために、ゴミに関する情報をお伝えしていきます。


1.廃棄物を処分するまでにかかるお金


「逆有償」の本題に入る前に、少しだけ廃棄物の流れについて触れておきます。廃棄物を処分する際には「収集・運搬・処分」の過程をたどります。


収集:ゴミを集めること
運搬:ゴミを処理する施設まで運ぶこと
処分:ゴミを処理すること


これらを業者に委託する場合は、それぞれ料金が発生します。

収集」は、排出者自身がしていることが多く「収集運搬」とまとめて呼ぶことが多いです。
運搬」は、自分のところから出た廃棄物を自分で運ぶ以外は、業者に委託することになります。
処分」も、自分の処分場がある以外は、業者に委託することになります。


つまり、私たちが廃棄物を処分してしまうまでにかかるお金は、大きく「収集運搬費」および「処分費」ということになります。

 


2.逆有償とは


「有価物」については、すでにいくつかの記事で触れてきました。有価物とは「価値があるので買い取ってもらえる物」でしたね。
(参照「廃棄物と有価物」「おから裁判」)



自分で持参して売る場合は良いのですが、業者に頼む場合は少し注意が必要です。売却金額と運搬費や処分費などの費用を比べたときに、支払金額の方が多い場合は「廃棄物」とみなされます。それが「逆有償」と呼ばれるケースです。


聞いただけでは、何を基準にして何が「」なのか・・・ちょっと意味がわかりません。なので、少し具体的に考えてみます。

 

みなさんは、古本や古着をリサイクルショップに持って行ったことはありますか?

その場合は、少額だったとしても買い取ってもらえるだろうと期待しますよね。(実際に思った以上に少額だった場合はガッカリしてしまいますが・・・)


不要物を売ったことによって、お金をもらう。

これが、一般的な有価物のお金の流れになります。



しかし、買取ってもらうためにかかる費用が、売却金額よりも高くなる場合を「逆有償」と呼びます。売却金額よりも「」に支払金額の方が多いので・・・「逆有償」なんですね。他にも「手元マイナス」と呼ばれたりもします。

廃棄物を処分するためには、収集運搬費処分費がかかるということは、先ほどお伝えしました。



実際に、収集運搬費処分費を手出しで払っている状況あれば「それって本当に『有価物』なの?」と疑われても仕方ないのかもしれません。売却の部分だけでなく、運搬などにかかる費用までの全体のお金の流れで判断されます。

逆有償の場合、有価物ではなく廃棄物の取扱いになりますので、以前お伝えした業者の許可の問題が出てきます。その点は特に注意が必要です。



3.知らないうちに「逆有償」?!


有価物の買取金額というものは一定ではなく、常に相場は変動します。
実際に次のような事例もあります。

2020年10月時点で、鉄(鉄スクラップ)の買取金額は1トンあたり約25,000円です。(参考:一般社団法人日本鉄リサイクル工業会

2020年2月に大手鉄鋼メーカーのとある製鉄所が全面閉鎖を発表しました。それは業界だけでなく、世間をざわつかせた衝撃的なニュースでした。それに加えて、新型コロナウィルスの影響もあり、2020年2月以降、しばらく鉄の買取金額は20,000円台を下回っていました。


いつもは1トン25,000円で買い取ってもらっていたものが、同じ量で18,000円だったら・・・費用の方が多くなるケースも考えられます。


つまり、買取金額が変動するということは、今までは有価物として引き取っていたものも、運搬費や処理費の経費がかさむと廃棄物になってしまう可能性があるということを頭の片隅に入れておかなければなりません。

 


4.逆有償のケース


「逆有償」の可能性があるケースを考えてみます。


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①相場変動により買取金額が少しずつ下がっているケース

一気に買取金額が下がる場合は気づきやすいのですが、少しずつじわじわと価格が下がっていると、気がついたら運搬費のほうが高くなっていて「逆有償」になっていた・・・という事例です。

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②運搬費の値上がり

運送業は燃料費が高騰すると料金を値上げしないと立ち行かなくなります。そういった運送業界の事情によって、運搬費が値上がりして「逆有償」になっていた・・・という事例です。

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③1回あたりの運搬量の減少

運送業界も荷物の重量に対する取り締まりが強化されています。そういうった運送業界の事情によって、一度に運ぶ有価物の量が減ってしまうと、売却代金よりも運搬費の方が高くなって「逆有償」になっていた・・・という事例です。

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これらの変更事項は、事前に業者から連絡があるはずなのですが、ついつい軽微な条件変更だと思ってスルーしてしまいがちです。
しかし、ちょっとした変更だと思って軽く考えていると、知らないうちに「逆有償」の状態になっている場合があります。


5.まとめ


さて、冒頭の質問の答えはどうなるでしょうか?
「逆有償」って何?と聞かれたら、どう答えたらよいでしょう。


簡単にまとめると「売却金額より支払金額の方が多い場合の不要物処分方法」ということになります。

「逆有償」で一番気を付けることは、売却金額支払金額です。
そして、条件変更のお知らせがあった場合は、再度内容を確認しましょう。解釈に不安がある場合は、業者に確認してみることをおススメします。



逆有償」は、無許可業者による運搬・処理を防止するための概念です。
排出者は、適切な許可を有する廃棄物処理業者に委託して、適正な料金を負担する責任があります。それを怠ってしまうと、不法投棄等の片棒を担ぐことになり、行政処分や刑事罰の対象となる可能性があります。




今回は「逆有償」について考えてみました。
廃棄物と有価物の区別に迷ったときは、トラブルに巻き込まれないためにも安心して依頼できる業者に相談するのが安心です。


ゴミへの意識をカエル。
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そして、女性活躍の場を創出するだけでなく、持続可能な開発目標(SDGs)の考えにも賛同し積極的に展開しています。


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☑一般廃棄物も産業廃棄物も同じ業者に引き取ってほしい。
☑引っ越し前に不用品を処分したい。
☑日々忙しくてトイレや台所などの掃除まで手が届かない。
☑長期不在時に庭の手入れをして欲しい。
・・・などなど。
不用品回収やお掃除・お片付けのことはお気軽にご相談ください。


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