不用品処分
会社と家のゴミは何が違うの?/一般廃棄物と産業廃棄物/かえる塾06
飲食店を開業したばかりでゴミの出し方がわかりません。
ゴミも少量しか出ないので、家のゴミと一緒に捨てても良いですか?
教えて!
カエルちゃん!!
私たち【かえるプロジェクト】は、女性スタッフを中心に、佐世保市近郊の定期的なゴミの収集や不用品回収・お片付けをしています。
最近は新型コロナウィルス感染症の影響もあり、空間除菌のお仕事が増えていますが、これからノロウィルスやインフルエンザも増える時期にもなりますので、そんな時もどうぞ【かえるプロジェクト】にご相談ください!
ゴミの捨て方って、誰に聞いていいかわかりませんよね。そこで、そんなゴミ初心者さんのために、ゴミに関する情報をお伝えしていきます。
1.廃棄物の区分
さて、今回はまず「産業廃棄物と一般廃棄物の違い」について考えてみたいと思います。
では、その前に少しだけ復習しましょう。
要らなくなった「不要物」は、廃棄物と有価物に区分されました。
まだ使えたとしても、捨ててしまうものはすべて「廃棄物」・・・でしたね。
(参照:「廃棄物と有価物を区別しよう/総合判断説/かえる02」)
その廃棄物をさらに区分すると産業廃棄物と一般廃棄物に分かれます。
「産業廃棄物」と聞くと、工場から排出された廃棄物のイメージがありますが、それだけではありませんよ。
区分する方法として、次の視点を覚えておいてください。
A どこから生じた?(Where)
B どんなゴミ?(What)
この2つの質問に答えることが、産業廃棄物か一般廃棄物かを区別する第一段階になります。
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A どこから生じた?(Where)
先ほどお伝えしたように廃棄物の区分をわかりやすく考えるためには、まずは「どこから生じた」廃棄物か?という流れをみます。
「事業」活動から生じた廃棄物か、「家庭」生活から生じた廃棄物か、の2択です。
事業活動から生じた廃棄物を「事業系」。
家庭生活から生じた廃棄物を「家庭系」としておきます。
①事業系
事業活動によって生じた廃棄物は、さらに「産業廃棄物」と「一般廃棄物」に分けられます。
そこが少しややこしいところになりますが、事業をされている方は特にここは最低限知っておかないといけないところになります。事業者には「知らなかった」では済まされない罰則もありますので、ご注意ください。
◆「事業活動」が指す範囲
事業活動という言葉の響きから、工場や企業のことをイメージするかもしれませんが、工場が企業だけでなく個人事業主も含まれます。また、学校やNPO法人等企業ではないものや、公共事業や公共サービスも含まれます。
さらに産業廃棄物のうち、爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがあるものを「特別管理産業廃棄物」と呼びます。
②家庭系
家庭生活によって生じた廃棄物は、全て「一般廃棄物」になります。
迷うことなく、一般廃棄物でOKです。
そして、さらに「燃やせるごみ」「燃やせないごみ」「資源物」「粗大ごみ」等に分類されることになります。
現行の法律で「一般廃棄物」は、家庭系と事業系の2種類があることになります。
この場合、事業活動から生ずる一般廃棄物を、家庭生活から生ずる一般廃棄物と区別するために「事業系一般廃棄物」と呼ばれることもあります。
B どんなゴミ?(What)
家庭生活からの廃棄物は、全て「一般廃棄物」。
ただし、事業活動からの廃棄物は、「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分かれます。
考え方としては、まず「産業廃棄物」を先に区分します。
なぜなら、それ以外は全て「一般廃棄物」になるからです。
法律でも、産業廃棄物を知らなければ一般廃棄物を区別できないようになっています。
法律自体が「産業廃棄物とそれ以外」と定めてるからです。
ということは、必然的にまず「産業廃棄物はどれか?」ということを知らなければいけません。
逆にいうと、産業廃棄物の区別さえできればOK!ということになりますね。
2.なぜ区分が必要?
一般廃棄物と産業廃棄物。
産業廃棄物については、改めて触れていきますが、なぜこれらの区分が必要なのでしょうか?
それは「処理責任」が異なるからです。
一般廃棄物の処理責任は、市区町村にあります。
なので、市営のクリーンセンターへ運んで処分してもらいます。
一方の産業廃棄物の処理責任は、排出事業者にあります。
なので、それぞれの事業者が自分のところで処分したり、業者に委託したりして、自己の責任のもとに処分します。
イメージしてみてください。
もし、みなさんが「廃棄物は全て排出者責任」つまり、家から出たゴミも自分で責任もって処分してください!と言われたとしたら?
ほとんどのゴミは、燃やせるかもしれません。
近隣のあちこちから、黒い煙がもくもと立ち込めています。マンションやアパートのベランダからも、黒い煙がもくもく・・・。たまに鼻を刺すような変な臭いも混じっています。
しかし、中には燃えないゴミもあります。
使わなくなったお鍋や、瓶や缶。
そういったものは、処分の方法がなくて、家の中にたまっていくばかり・・・。
これでは、衛生的な生活空間が保てなくなります。
そうした公衆衛生を保つためにも、一定のルールを決めて、個人の家庭のゴミは皆さんの税金を使って、市が責任を持って処分回収します、というのが今の制度です。
しかし、これが事業者である場合は、話が別です。
その場合は、事業活動から排出される廃棄物は、その企業が責任を持って処分してください、ということになるわけです。
これが、企業の「社会的責任」にもなるわけですね。
3.まとめ
さて、冒頭の質問の答えはどうなるでしょうか?
質問を言い換えると、
「家庭生活から生じた廃棄物と、事業活動から生じた廃棄物を一緒に処分してもいいですか?」
ということになります。
皆さんがそれぞれ個人で支払っている税金が、私たちの生活空間を快適にするためにゴミの処分費に充てられていることは納得できると思います。
それが、事業から出たゴミの場合はどうでしょうか?
事業者は自分たちのゴミは自分たちで処分しなければなりません。
それを「小規模だから」という理由で、税金を利用してゴミ処理をしてしまうのは・・・
社会的責任から逃れている、と捉えられてしまいますね。
だからこそ、そういう小規模事業者に対して【かえるプロジェクト】では、基本料金を安く設定して、排出量と排出頻度も加味した上での料金を提示させていただいています。
排出量が少ない場合は、割高になってしまう・・・というお客様の声から生まれた私たちのサービスです。
佐世保市近郊はお見積り無料ですので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
今回は「なぜ廃棄物の区分が必要か?」ということについて考えてみました。
それは、責任の所在を明らかにするためでもあります。
廃棄物のことで悩んだときは、トラブルに巻き込まれないためにも安心して依頼できる業者に相談するのが安心です。
ゴミへの意識をカエル。
私たち【かえるプロジェクト】の想いを1人でも多くの人に知ってほしい。
そして、女性活躍の場を創出するだけでなく、持続可能な開発目標(SDGs)の考えにも賛同し積極的に展開しています。
海資源、山資源。
未来の子どもたちへより良い地球環境を渡すためにも、適正処分にご協力ください。
☑一般廃棄物も産業廃棄物も同じ業者に引き取ってほしい。
☑引っ越し前に不用品を処分したい。
☑日々忙しくてトイレや台所などの掃除まで手が届かない。
☑長期不在時に庭の手入れをして欲しい。
・・・などなど。
不用品回収やお掃除・お片付けのことはお気軽にご相談ください。
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