不用品処分
不用品回収でできる『社会貢献』って?/かえる塾10
よく「ゴミを減らしましょう」と言われますが、そもそもなぜゴミを減らさなければならいのでしょうか。
まずは、この素朴な疑問から考えてみたいと思います。
私たち【かえるプロジェクト】は、女性スタッフを中心に佐世保市近郊の定期的なゴミの収集や不用品回収・お片付けをしています。
この名前には私たちのいろんな想いを込めています。
持ちかえる / 自然にかえる / 意識をかえる / 笑顔にかえる
その想いについては別記事【そもそも[かえるプロジェクト]って何なの?】をご覧ください。
さて、今回は「不用品回収でできる社会貢献」をキーワードにお伝えしたいと思います。
1.なぜゴミを減らさなければならないの?
ゴミを減らさなければならい理由って、何なのでしょうか。
考えてみたことはありますか?
①資源の問題
ほとんどのゴミは、焼却処分によって燃やされます。
その燃やす燃料は「資源」です。
もちろん燃やすことによって、CO2も排出されます。
その燃やしているゴミも、もとはと言えば「資源」からできている製品です。
私たちの身の回りのものは、全て何かしらの「資源」から作られています。
その資源に限りがあることは、みなさんご承知の通りです。
資源から作られた製品(ゴミ)を、資源を使って燃やし、CO2を排出量し続けている。
そう。
ゴミってちっともエコじゃないんです。
なので、リユースやリサイクルの活動が注目されているわけですが、それでも到底全てをまなかえるわけではありません。
②お金の問題
ごみを処分するためには、多くのお金(税金)が必要となります。
少し古いデータになりますが、2012年度は日本における1年間のごみ処理の費用が約1兆8000億円。
1人1日分に換算すると、約40円になるそうです。
(出典:資源・リサイクル促進センター「ごみの処理にかかる費用」より)
ゴミが減って、ごみの処理にかかる費用(税金)を減らすことによって、少しでも社会保障やその他の費用に回すことができるようになると望ましいですね。
2.ゴミを減らすことは社会貢献
以上、「資源」と「お金」の大きく2つの視点をお伝えしました。
この他にもごみ減量の理由となるものはたくさんあります。
ゴミを減らすことで「資源」の有効活用に貢献でき、「お金」の負担も軽減させることができる。
だから、ゴミを減らしましょう!
というわけです。
ゴミを減らすことは、立派な社会貢献に繋がるのです。
3.どうやって社会貢献しよう?
では、私たちに何ができるでしょうか。
限りある資源を有効に使っていくためには3Rと呼ばれる意識が必要です。
その3Rについて、環境に優しく、かつ費用負担が少ない順番でご紹介します。
① Reduce:リデュース
(そもそものゴミの量自体を減らす)② Reuse:リユース
(一度使ったものを何度も使う)③ Recycle:リサイクル
(使い終わったものをもう一度資源にして活用する)
①Reduce:リデュース
私たちにできるリデュースとしては、
・必要最小限のものしか買わないようにする
・簡易包装を選ぶようにする
・手入れや修理をしながら長く使う
・使用頻度が少ないものはレンタルを検討する など
必要最小限の使うものだけに囲まれたシンプルな生活を好む人たち(ミニマリスト)も増えてきているようですね。
②Reuse:リユース
私たちにできるリユースとしては、
・リサイクルショップやフリマアプリで売る
・リターナブル容器を選び、使い終わった時にはリユース回収に出す など
一度使ったものを、使いたい別の人に渡す方法ですね。
かえるプロジェクトがしている「社会貢献プロジェクト」は、このリユース活動になります。
(「社会貢献プロジェクト」の内容についてはコチラをご覧ください)
③Recycle:リサイクル
私たちにできるリサイクルとしては、
・リサイクル製品を積極的に使う
・資源ごみの分別回収に協力する など
資源化するのは個人では難しいので、私たちにできることはその原料となるごみの分別に協力することになります。
4.ごみの考え方を過去から未来へ
ごみは処分場で処分されます。
処分場の受入量にも限界があります。
それが足りなくなれば、新しく処分場を作ることになります。
しかしながら、それにはまた多くの資金が必要になりますし、近隣住民からの理解が得られなかったりして、なかなかハードルが高いのが現状です。
処分場の受入量は年々限界に近づいていく。
その一方で、ごみは増え続ける。
こうした矛盾を抱えています。
ゴミを捨てるのは、過去の清算です。
しかし、同じゴミでも「活かす」方法をとれば、それは未来への投資になります。
自分が使わなくなったもので、誰かが笑顔になってくれるなら、こんなにうれしいことはありません。
ものを捨てる前に、一度私たち【かえるプロジェクト】のことを思い出してくださいね。
何世代先の子どもたちにも豊かな自然を遺したい。
そのために【かえるプロジェクト】では、できることから取り組んでいきます。
ぜひ一緒に始めてみませんか?
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